みんなでお泊り

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カランカラン 「おかーさーん。皆来たから部屋に行ってるね!」 「あらそうなの、わかったわー。」 「さっこっちこっち。」 2階の一番奥の大部屋に案内された。 「おっお邪魔します。」 中に入ると、荷物が置ける棚とテーブル。隅にお布団が人数分積んであった。 「荷物はそっちに置いて、テーブルで待ってて。今軽食持ってくるわ!」 「私も手伝うよ。ミントのお母さんに挨拶したいし。」 「でしたら私もお手伝いさせて頂きますわ。」 「・・・運ぶなら任せて。」 「ありがと、それじゃ残りの男子は散らかさないように待っててね。特にエルダー散らかさないでよ!」 「俺限定かよ!!」 パタン 「さて女性陣にだけ働かせるのは悪いのでテーブルの用意と荷物を端に運んでおきましょう。」 「僕も手伝うよ。」 そう言って立ち上がるフリオとクロム 「俺疲れたから休むわー。」 「こらこら後で吹き飛ばされますよ。」 「へーきだって、心配しすぎだぜージル。」 「やれやれ、忠告しましたからね。」 1階キッチン 「お母さん今空いてる?友達が挨拶したいんだって。」 声に気づき振り向いた女性が近づいてくる。 「ちょっとまってね、あっコレは奥に運んで。始めましてミントの母親のフローラよ。良く来てくれたね♪」 「お招き頂きありがとうございます、イシュリアです。」 「マルシェです、本日はお世話になりますわ。」 「・・・また、お邪魔します。」 「まぁ素敵な子達じゃない、今日はゆっくり過ごして行ってね。あっちのテーブルに軽食用意してあるから好きに持っていきなさい。ミント貴方も今日はもう大丈夫だから皆と一緒に楽しみなさい。」 「ありがとう、さっ待ってる奴が心配だし持っていくわよ。」 「そんなに心配?」 「・・・前科ありなの」 「そう・・なのですね。」
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