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「えいっ」
意地になって腕を組む。
「……琴音」
！ 暑苦しいって言われる！？ 一瞬身構える、が。
「ケーキでも買っていく？」
「……。さ、流石に、この時間はやってるお店ないんじゃないかな」
「そうだね。そうだ」
うん、うん、としきりに頷く悠木くんの反応にふふっと笑った。
「私、コンビニのケーキが食べたいです」
「……はいはい」
仕方ないなぁといった顔の悠木くん。
悠木くんと出会ってから既に3年ほど経った今でも、様々な表情を見せてくれる悠木くんに不満なんてありません。
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