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「知ってる知ってるー!!うちらもやるんだよねーぇ」
更に発言される新しい女子の声。
クラスの女子グループの一つの中心的存在のギャル、柴崎 明里だった。
そのグループは基本的に三人の少数なメンバーで行動しており、ギャルや大人しい子、変人が集まる異形なグループだ。
校則違反の金髪をしたボサボサの長い髪の毛をした明里は濃い化粧をしながら大きな声で張り上げる。
校則違反をしているギャルなのだがその明るい性格上、先生や他の生徒から人気が高く、校則違反も柴崎 明里のみ曖昧なものとなっている。
それを理由に一部の女子から嫌われているが彼女はそんな事は気にしていないようだ。
「今メンバー集めててさーぁ、先生もやらない?」
「いや、俺は嫁とやる事しか頭にない!!」
仁王立ちの真顔で言う岩体に明里は手を大きく叩きながら天井を見上げ、高らかに笑った。
「ラブラブワロタ!!!ぎゃはははははははは!!!お幸せにねーぇ!!!ぎゃはは」
どこに笑う要素があったのか。
笑いのツボがわからない岩体は首を傾げながら不思議そうにしていた。
「んー、まぁ、楽しみだな!!じゃあ着替えろよーぉ!!!」
そう言い終えた岩体は黒いボードを手に取るとそのままドアの方に向かい、退室した。
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