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自分のクラス、二年B組の教室に到着する優は岩体の反応が気になりつつも教室の扉を開いた。
既に遅刻時間を過ぎている為かクラスの皆は席につき、机の上で寝る者や読者をする者、駄弁っている者などが伺える。
自らの席につくなり鞄を机の横に引っ掛け、机の上に身体を伏せる優。
すると一つの声が優の方へと向けられた。
「おはよー優。お前が遅刻とか珍しいな」
その声の主は優の席から近い席に座っている幼馴染の男子、向井 悠だった。
漢字が違うものの同じ"ゆう"という名前からゆうコンビなどと言われた事から仲良しになり、学校では常に二人で行動している。
しかもゆうコンビという言葉に悠はどうやら喜んでいるらしく一部の女子から男同士で付き合ってるのではないかと謎の噂を流されてしまう事もあった。
「マグネットの事で眠れなくてさー。つい情報を探っていたら寝落ちしちゃって……」
「お!優もマグネットやるのか!!俺も買う予定でさー、一緒にやらね?」
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