プロローグ

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何度も悩んだが、結局行くことにした。 重い足を引きずるようにしてあの場所へ向かった。 人影が見える。コクンと唾を飲み、喉が鳴る。 そして一歩踏み出すと、予想通り男子が見えた。 カッコいい。 2年では見かけない顔だ。 ひょっとすると、1年生だろうか。 栗色の茶髪に整った顔が印象的だった。
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