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「秦野、そう言えば相模は?」
「ああ、何か体調が悪いから休むって。井原もいないね」
井原も幼馴染で、小学校高学年でこっちに引越しをしてきた。
父親がこっちの出身で、戻って来たらしい。
品川はお調子者だが、大きな目をしていて、
男らしいというより可愛らしい感じだ。
だから気分を害される事があっても、許されてしまう所があった。
そんな品川の下には、双子の姉妹がいるので驚く。
井原は身長が百八十センチ近くあり、かなり体つきもよく、
ギリシャ彫刻の様な端正な顔立ちをしている。
僕はごく普通で、可も無く不可もなく、
周りからはぐれないように心がけながら、毎日を送っていた。
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