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「ずっと、連絡なかった。仕事が忙しいんだろうって思ってて。前に、付き合って一年くらいの時だったかな、三ヶ月連絡なかった事あったの。その時は本当に仕事が忙しくて、精神的に参ってた時だったから、放っておくって言い方はあれだけど、落ち着くまで連絡しなかったの。今回もそうかなってどこかで思ってたから、メールしなかったわ。しばらくして、さすがに連絡してみたんだけど、電話はとってくれないし、留守電もない。メールの返信もなかった……今回もそうなんだろうって、思ってたから……違ったけど、ね」  違うって、何なんだろう。 裕子が違っていたのかもしれない。 でも、でも、と続く言葉は今は何の意味もない。 「なんて、書いてあったんですか?」  裕子はノートパソコンを開き、雅文のブログを画面に映した。 龍二は前屈みになり、パソコン画面を見つめる。 裕子はソファーの背もたれにもたれかかり、天井に向かって息を吐いた。 自分の彼氏が打ち込んだ幸せな文字、絵文字らが頭の中で繰り返される。 浮かんでは消える。 そんな嘘をつく必要もない強がりはため息で吐かれる。
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