1207人が本棚に入れています
本棚に追加
「いつからですか?」
「三ヶ月前よ」
「でも、このブログにはそんな事」
「それはこっち」
裕子はベッドの上に置いていた携帯電話を取りに行くと、こちこち、と操作しながらソファーに座り、それを龍二に渡した。
携帯電話の画面には、呟きとされる文字の列が映し出されている。
ツイッターというものだ。
知っての通り、裕子はツイッターにも無縁だ。
利用した事もツイートした事もない。
だが、これにも何かあると登録し、雅文のツイッターアカウントを探したのだ。
ブログのハンドルネームと同じだったため、たやすく見つかった時は、なんて簡単なのだろう、と思った。
指一本、蚊を殺すにも足りない力で探せてしまい、分かってしまう。
なんと便利で、怖いのだろう。
最初のコメントを投稿しよう!