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そんなある日
私は熱がでて学校を早退した
母も父も働いているので
家には誰もいない
私は鞄から鍵を取り出し
家のドアを開ける
入った瞬間違和感があった
玄関にはいつも母が履いている靴と
見た事がない男性用の革靴・・・
お母さん帰ってるんだ・・・お客さんかな?
そんな事を思って、リビングへ行くと誰もいない
おかしいなと思いながら、冷蔵庫から飲み物を取り出す
「っ________」
どこからか話声が聞こえる
「お母さん?」
やっぱりいるんだ、部屋に居るのかな?
母の部屋までくると少しドアが開いていた
それに声も聞こえる
先ほどよりも鮮明に
卑猥な声が・・・
ドアの隙間から中を覗いてみる
そこにいつもの母の姿はなかった・・・
そこにいたのは
女の顔をした母と知らない男
むさぼりあうように相手を一心不乱に求める
その光景は壮絶なものだった
気分が悪くなり胃液があがってきた
それをこらえて静かにトイレに向かった
トイレで吐きながら
今見た事は自分の勘違いではないか・・・
熱があるからきっと幻覚を見たんだと
自分を無理やり納得させ
今日はもう部屋で静かに寝る事にした
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