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次の日
いつも通りに起きてリビングに行く
そこにはいつもの様に新聞を読みながら、コーヒーを飲む父の姿と
いつものように笑顔で朝食の準備をする母の姿があった
それを見て、私はホッとした
やっぱり昨日は熱に侵されて悪い夢でもみたのよ・・・
いつも通りの生活のように思えた
しかし1ヶ月もたたないうちに
私の悪い夢は現実だったと思い知らされる事件が起きた
朝いつものように起きてリビングへ行くと
父がいつものコーヒーも飲まず、ソファーに座っていた
いつもテーブルにある朝食もない
いつも笑顔の母の姿もない
私は父に声をかけた
「お父さん?」
「あぁ、花音か・・・すまないが剣を呼んできてくれないか?
2人に大事な話があるんだ」
「わかった」
それだけ言うと私は剣の部屋へ向かった
父の話す内容は大体わかっていた
でも、父の口から告げられると
それが現実だと突きつけられるのがこわい・・・
聞きたくない・・・
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