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ここは…………どこだ?
目が覚めると、やたらと眩しい天井が目に入った
確か…………国王に毒を盛られて……それで……あれ?……俺は、確か死んだはずじゃ……
なんだここは?俺は、ベッドの上で寝ているのか
このやたらと眩しい天井は………光魔法の一種か?
まだ覚醒仕切ってない体を無理やり起こす
パサッと肩に藍色の長い髪が掛かる
「あれ?……こんなに髪長かったっけ?…気のせいか、声も高いような」
肩に掛かった藍色の髪をつまみ上げて、目の前に持ってくる
手もなんだか随分細くなったような気がする
……いや、気のせいじゃない………まさかとは思うが……
俺は恐る恐る、自分の股に手を持って行く
「な……」
そして俺は驚愕した……そこにはあるべき筈のものが無かったから
「つまり……性別が変わった?」
まあ、そういうことだよな
「………………って……ええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
性別が…え?いや、そんな…でも…ええ?
ダメだ、落ち着け………いつの間にか性別が変わっていただけじゃないか
そうだよ、気にすることはない……あれ?結構重大なこと??
「あ、起きたの?……おはよう」
ベッドの上で、頭を抱えていると、ピンクと銀色が混ざった綺麗な髪を、肩辺りで切りそろえている綺麗な女性が部屋に入ってきた
「…………お、おはよう……ございます?」
俺は、取りあえず挨拶を返す
「うん、無事怪我も治ったみたいで何よりだね」
ニコッと笑って
「怪我?……してたんですか?おr……私」
流石に女の子で俺っていう一人称はどうかと思い、一人称を私に言い換える
「そうよ、覚えていない?」
首を傾げてそう聞いてくる女性
「……はい」
俺はその問いに対して首を縦に振った
「そう」
「それよりも、あの光っているのはなんですか?」
俺は、天井についている光る棒を指差してそう聞く
「何って……電灯だけど……知らないの?」
「…………コク」
俺は無言で頷く
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