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そして朝。
あれからまともに睡眠がとれず、寝てもすぐに目が覚めてしまう、という最悪の朝を迎えた。
だがいくら辛くとも、それを許してくれないのが現実だ。
俺はいつものように着替え、扉を開けた。そこには、
榛名「提督、おはようございます」
いつものように榛名がいた。
俺「あぁ…おはよう」
榛名「どうしました?顔色が悪いですよ?
それに、目の下にくままで…寝不足ですか?」
俺「まぁ、そんなところだな」
榛名「大丈夫ですか?無理はなさらないでくださいね?」
そう言いつつ、榛名は俺に顔を近づけた。
俺「あ…あぁ、てか近いって」
榛名「提督が心配ですから…榛名に出来ることなら、何でもしますよ」
俺「わ、分かったから、とりあえず近いから離れろって!!」
榛名は不思議そうに俺の元から離れた。
恥ずかしいから、なんて口が裂けても言いたくない。
俺は平常心を心がけて、態度を変えた。
俺「そ、それで遠征はどうなった?」
榛名「はい、こちらに」
その後、俺はいつものように自分の任務を出来るだけ平常心でこなそうとした。
だが、隣に榛名がいるせいか、終始心は落ち着かなかった。
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