第2話 永遠の約束

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外からは月が見える。 俺はその月を眺めながら言った。 俺「この前、お前は俺に恐ろしい夢を見たって言ってたな」 榛名「ええ、でも提督のおかげで今は大丈夫ですけどね」 俺「まぁそれで悪いんだが、少し聞いてくれないか。 俺も夢を見てさ」 榛名「はい、聞きますよ」 そして俺は、その夢について全てを語った。 榛名「私が、提督と別れる夢ですか…」 俺「それで聞きたいんだ。 もしこの戦いが終わったら、榛名はどうなるんだ?」 榛名「分かりません。でも、提督とは会えなくなるのでしょうね…」 俺「やはりそうか…」 俺は少しがっかりした。 榛名「でも、提督」 榛名はさらに話を続ける。 俺「どうした?」 榛名「もし会えなくなるのなら、私は提督といれて幸せだった、と思えるようになりたいです」 俺「榛名…」 榛名「提督も言ってましたよね。変えられないことをいつまで言っててもしょうがない、って。 私、思うんです。限られた時なら、提督といたい、って。 それが私の幸せであり、多分提督の幸せでしょうから…」 榛名は目を俺の方に見据えて言った。 俺「そうか…、まさか俺が言ったことをそのまま返されるとはな」 俺は苦笑いしながら言った。
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