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「忠左衛門! 貴様に切腹を言い渡す!」
せせせ切腹ぅ~?
ちょっと待つでござる。どうしてこんなことになったんでござろうか。
拙者の名前は忠左衛門と言う名前でござる。
時代は江戸で、ちょっとした良い所に勤めてるエリートサラリーマンでござる。
超エリートサラリーマンと言うところから察してほしいでござるか、拙者は超優秀でござる。どのくらい優秀かと言えば、拙者がいれば殿様のハゲを明かすくらいは余裕でござる。
今朝だって。
「おはようございます! 今日も良いハゲ頭ぶりで居候!」
と、殿様に軽いジョークをかわしたのでござる。
あ、これか。切腹の理由。
そういう訳で、拙者、切腹を申し立てられたでござる。
で、でも嫌でござる! 腹はきりたくないでござる。
「介錯人も用意した。早く死ぬがよい」
「せ、拙者まだまだ生きたいでござる! ど、どうかご慈悲を!」
「やらん。余は激おこじゃ。ぷんぷん丸なのじゃ」
「それが言いたいだけじゃねーのでござろうか!?」
くそう。まさか江戸時代と掛け合わせた一発ギャグをやりたいがために拙者を殺そうとは、なんで男がぷんぷん丸。心が寛大な拙者の心境も今は戦国時代でござる。
あぁ、そんなことを言っている間に介錯人が刀をもちあげてる! 振り下ろそうとしてる!
「ま、待つで居候! せ、拙者! 拙者自分でやるから! 腹ぐらい自分で切れるから! 介錯人とからいらないでござるから!」
「今はやりの拙者拙者詐欺ではないな?」
「拙者拙者詐欺ってなんでござるか!? 聞いたことねーけど!? と、とにかく腹は自分できるで居候! だから介錯人なんていらないで居候! はやく小刀を寄越すでござる!」
「よかろう」
そして渡される小刀。
刃がめっちゃギザギザしてる。
ぎぎぎぎぎぎ、ギザギザしてるぅ~!
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