朝の勤め

3/10
300人が本棚に入れています
本棚に追加
/237ページ
たどり着いたの一室の部屋の前 中からゴソゴソと音がする、どうやら起きているようだ 「失礼しまーす……やっぱり近藤さんは朝が早いですね」 「おお、鬼竜君か。毎朝ありがとうな」 そう、うちが見つけたのは近藤さんを起こしに行くことだった。 しかし基本、彼はすでに起きているし、それに加え寝起きも悪くない。 やる必要はほとんどないが、自己満に浸っている。 「これくらいしかできませんからね…近藤さんがダメって言うから」 「ははは、そうかそうか。ちゃんと、治ったら好きなだけやるといい」 「はーい。嫌っていうほどやりますからね」 近藤さんは「あんまり無理をするなよ」と言って微笑んだ。 「じゃあ、もう1人起こしに行かなきゃいけないんで、そろそろ行きます。近藤さんも早く広間に来てください、ご飯が待ってますんで」 そこでうちは近藤さんと別れた。
/237ページ

最初のコメントを投稿しよう!