盲点
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「自分のためにやってくれてんだなー、とか普通は思わねぇ?」 「思わない」 今までずっとそうだったから。 誰も俺を見ない。 聞いてくれない。 それが当たり前で来たから。 「この隠れどネガティブが!」 「はぁーっ!? ネガティブじゃねぇって!」 「十分ネガティブだっつの!」 陸が人差し指で俺の鼻をぐい、と押す。
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