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「いいか? 俺はお前が好きだ」
なにコイツ、突然何を言い出した?
実はまだ寝てんのかな。
「陸くんの気持ちは嬉しいけど残念ながら俺にそんな趣味はないんですよ」
「いいから聞けって。
ゆかりももちろんお前が好きだ。
俺というのがいながら最近お前の心配ばっかしてるしな。
きっと陽菜ちゃんもお前が好きだよ。
あんなブーケを寄越すくらいお前を大切に思ってる」
「……うん」
気迫に押されて思わず返事をしてしまう。
どんどん陸が俺の鼻先を押していく。
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