ハルノソラ

スタンプ

「先生、自分はイタメするなっていったくせに……」

でも、どうしようもなく嬉しい。

スタンプで返そうとした時に通知時間に目を止めた。

ホントについさっき。

いつの間にか時間は10時を回ってて、少なくとも外面はいい先生がこんな時間に用もないスタンプを送ってくるのが少し気になった。

“どうしたんですか”

“どーもしないよ”

すぐに返ってきた返事。

頭の中に蘇る先生の顔。

張り付いた、笑顔。