もっと！溺愛・7

◇

私は背筋を伸ばすと神楽役員をみた

｢な、何を勘違いなさってるのかわからないですが。

役員がお考えのような事は｣

私がそう続けて話す言葉に

｢あら、どうなろうが同じよ｣

サクッと

良く切れるナイフのようにたたっ切ってくれた

｢……」

言い返す言葉はもちろんもうなかった