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「必要ありませんから」
そう口にした瞬間
何故か胸がチクリと針が刺さったみたいな痛みを感じた
これは、何だろう
そう考えながらも、私は神楽役員を見た
「私は役員のようになりたいですから」
いま、私の視界にうつる神楽役員こそが
私の目指す女だ
「そう」
めったに見れない神楽役員のほくそえんだ口元が
何故だか私を少しだけ認めてくれたような錯覚におちいる
まだまだ、私は未熟者だから。
やらなければいけないことは、他にある
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