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「諦めてるって。とっくに」
そこには反論するんだ、と
私は我慢出来ずに笑いそうになる口元を手で覆った
「どこがですか。ちっとも諦めれてないでしょう
彼女を作れなんて無粋なことは言いませんが、
興味ないなら、仕事に打ち込んでいればいいでしょう
全く」
小言のように、次々と罵る神楽役員に見とれてしまう
やっぱりデキる女は違うわ~
惚れ惚れとしながら、私は未来の自分のバリキャリの姿を想像して、隠した手のひらの内で微笑んだ
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