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澤田の瞳は、憎めないくらい真っ直ぐとしてて 罪悪感すらわいた 心のどこかにはまだ 後悔が染み付いていて。 かっさらってでもいいから、 憂を自分のものにしたい、だなんて欲がまだ残ってた 全てを捨てるくらい、簡単に出来る それを見抜いたようなアイツが正解なのかもしれない。 まぁ、実際のところ。 そんな行動力も、馬鹿げた非常識な若さもないけれど。 今の立場でそんなことをしてしまったら、 会社の信用が全部吹き飛ぶだろう 今の俺には、過去に兄貴が同じように立たされた立場にいる 今なら痛いほどわかる。 あの時の兄貴の気持ちが。
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