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「り、亮っ!?
な、何するのっ!?」
焦って真っ青な顔をした憂は、そのままズルズルと後ずさりする
その顔がまた苛立ちを増幅させて、カチンときた
完全に頭に血がのぼって、自分が制御出来ない
「ナニ?
なんだってしてやるよ」
じりじりとベッドに近付くと、ベッドマットに片足をのせる
ギシッ、と音がして
目の前の憂は、とうとう震えて固まった
「ははっ。なにそのカオ。傑作。
ああ、そう言えばお前
婚約してたな。
……慰謝料にでもなんでも、くれてやるよ。
そうだな
俺の会社丸々、甲斐にくれてやるよ
甲斐だったらうちのグループも、さぞかしもっとデカくなるだろーな」
ああ、
そうだ。
このまま、コイツを抱いてしまえば
ただじゃすまない
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