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変わらない
人なんてそんなに、中身なんか変わらない
成長したのは社会人としての表向きだけで
結局中身なんかほとんど
「亮――も、う」
泣き笑い。
そんな憂が腕の中に
ちゃんといる
「焦ってんの」
「大丈夫」
「あ?」
「私ももう、離れたくないから」
「――」
「ごめんね、亮。
亮しか、いないから」
「……」
「もう、何回もホントは、後悔してた」
「ゆ……」
「だから、嬉しい」
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