【旋 律】前編 第二章

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そしてグッタリとベッドに横たわり、美佳は和馬の肩に頬を乗せた。 「ねぇ、円香先輩ともしてるの?」 何度しただろう、同じ質問を和馬にぶつけた。 「いや、してないよ、もうそういう気は起こらなくてね」 和馬は何度答えただろう、同じ返答をした。 「まったくしてないの? 私、円香先輩に聞いちゃうわよ」 脅迫に近い言葉に、和馬は苦笑した。 「今度は男の子が欲しくてね。 月に一度、排卵日の時に義務としてしてるくらいかな」 美佳は大きなショックを受けた。 「まだ、子供作る気なの?」 「ああ、今女の子一人だし、一人っ子も可哀相だろう?」 和馬はバツ悪そうに答えた。
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