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そしてグッタリとベッドに横たわり、美佳は和馬の肩に頬を乗せた。
「ねぇ、円香先輩ともしてるの?」
何度しただろう、同じ質問を和馬にぶつけた。
「いや、してないよ、もうそういう気は起こらなくてね」
和馬は何度答えただろう、同じ返答をした。
「まったくしてないの? 私、円香先輩に聞いちゃうわよ」
脅迫に近い言葉に、和馬は苦笑した。
「今度は男の子が欲しくてね。
月に一度、排卵日の時に義務としてしてるくらいかな」
美佳は大きなショックを受けた。
「まだ、子供作る気なの?」
「ああ、今女の子一人だし、一人っ子も可哀相だろう?」
和馬はバツ悪そうに答えた。
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