【旋 律】前編 第二章

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  円香は茫然と彼の後ろ姿を見送った後、亜美を見下ろし、息をついた。 ちょっと、ちょっと、凄い! 本当に子供って凄い! 名前まで知ることが出来るなんて。 広瀬楓君って言うのね。 『楓くん』 ……素敵な名前。 美少年君と知り合いになれるなんて、今日は本当にいい日! 円香は胸を弾ませながら、亜美と手をつなぎ、家路を歩いた。  
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