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楓君が『バリバリした人』って言ってた意味が分かる気がするなぁ。
仕事とかも凄く出来そうで、なんだかカッコイイ。
円香はそんなことを思いながら椅子に座ると、
「コーヒーをどうぞ」
と恵美はプラスチックコップに入ったコーヒーを円香の前に置いた。
「ありがとうございます」
円香はゆっくりコーヒーを口に運び、
「……私のこと、すぐ分かって驚きました。
楓君、お母さんに全部、話しているんですね」
と感心しながらそう告げると、恵美は少し苦笑を浮かべて、肩をすぼめた。
「……そうね、あの子はがんばってくれているわ」
向かい側に座りながらそう告げた恵美に、
がんばる?
それってどういうことなんだろう?
と円香は戸惑いつつ、顔を上げた。
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