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その後、しばらくの間、公園で亜美を遊ばせた後、何となく疲れてきたので、
「亜美、そろそろ帰ろうか」
と声をかけると、ジャングルジムにのぼっていた亜美は、「いやぁ、まだ帰らない」と頬を膨らませた。
「じゃあ、もう少ししたら帰るからね」
円香はそう言って息をつき、ベンチに腰をかけた。
親を巻き込まずにマイウェイに遊んでくれるから、楽なんだけどね。
そんなことを思い、また奔放に遊ぶ亜美を眺めていると、
目の端に楓が公園に入ってくる姿が見え、円香の心臓は強く音を立てた。
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