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――――…
美佳が少し変わったように感じたのは、例の騒動が起こってから間もなくだった。
和馬は自分の携帯電話を見ながら苦笑を浮かべた。
明らかに多くなった美佳からのメールに、戸惑いを隠せなかった。
本当に他愛もないことを引っ切り無しにメールして来ていた。
美佳からのメールは返信後、すべて消去する。
平日ならばまだいい……。
以前とは変わり土日にもメールをしてくる美佳に、和馬は焦りを感じていた。
和馬は常に携帯電話をマナーモードにして、常にポケットに入れるようにし、
そしてメールが入った時は、トイレに行く振りをして確認するようにしていた。
土日、美佳からのメールが入るたびに落ち着かず、気持ちが休まらないことを感じていた。
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