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夫婦をつなぎとめているのは、亜美の存在だけだと二人は確信していた。
このままだったらいけない。
円香はそう思いながらも、鬱積した怒りを爆発することが出来ずに悶々としていた。
そうして一週間のかけがえのない楽しみである水曜日が訪れた。
最悪な環境、最悪な毎日の中、水曜日だけは眩しく輝いていた。
インターホンの音に円香と亜美は、飛び切りの笑顔でドアを開けた。
そう、楓が来る日だった。
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