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彼はきっと女の人と過ごしたんだ。
私がずっと待っている間……他の女性と……。
それは接待の一環の商売の女の人なの?
それとも違う誰か特定の人?
ああ、頭が壊れそう。
もう嫌だ……私が一人で悩んで、がんばっている毎日。
これじゃあ、夫婦とはいえない。
今の心の支えは、少なからず和馬ではない。
大きな背中にしがみつきながら、ギュッと拳を握り締めた。
今、私を支える一番の存在は、他の誰でもない。
―――この……高校生の男の子だなんて……。
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