【旋 律】前編 第十二章
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この感情をなんて表現していいのか分からない。 でも一つだけ確かなのは、今のこの時、何よりもの支えだということ。 大切なことに気付かせてくれる、かけがえのない存在だということ。 私はどれだけ、この少年に教わるのだろう? 出会えた運命に感謝すら感じながら、円香は楓を見送った。
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