【旋 律】前編 第十三章
27/31
読書設定
目次
前へ
/
31ページ
次へ
目頭が熱くなる。 震えながらも、強く堅く手を握っていた。 円香は手から伝わる熱に目眩を覚えながら、楓を見詰めた。 涙が零れ落ちそうになることを感じ、泣いてはいけない、とグッと堪えた。 泣いてしまえば流れる涙と一緒に、この込み上がる熱い感情に流されてしまうかもしれない。 堅く握り合ったままの手を見詰め、切なさに胸を焦がした。
/
31ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1336人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
2,904(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!