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そんな中、二人の会話を盗み聞きしていた薫と亜美がひょっこりと姿を現した。
話を最後まで聞いていたものの関係がよく分からなかった亜美は、小首を傾げながら二人を交互に見た。
「もしかしてママと先生って……付き合ってたとかだったの?」
ためらいがちにそう尋ねた亜美に、楓と円香は顔を見合わせクスクス笑った。
「お付き合いなんてしてるわけないじゃない」
そう言った円香に続き、楓がニッコリと笑顔を見せた。
「僕の秘めた片想いだったんだよ」
その言葉に円香も亜美も薫も仰天したように目を丸くした。
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