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――――……
その翌日、結婚式をしない旨を亜美に伝えると……。
「ぜったい、反対!」
亜美は腕を組み仁王立ちして円香と楓を睨んだ。
円香と楓は思わず顔を見合わせた。
「結婚式挙げないなんて、絶対、反対!
そんな盛大にしなくてもいいじゃない式挙げようよ」
亜美はそう言って円香にしがみついた。
「だ、だって、私はもういい年齢だし、今更式なんて……」
弱ったようにそう漏らす円香に、楓はクスクス笑った。
「亜美ちゃんがそう言うなら、身内だけでも結婚式挙げようか」
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