【旋 律】後編 第六章

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. ――――…… 「確かに気持ちのいい話ではないけど、警察はなぁ…」 楓が困ったように顔をしかめていると、 「お父さん、ごめんなさい!」 と亜美がノックもせずに部屋に飛び込んで来たので、楓と布施は驚き目を丸くした。 「亜美?」 「本当にごめんなさい、お父さん」 そう言って亜美は頭を下げ、ギュッと目を閉じた。 「……何を謝ってるんだい?」 ポカンとする楓に、亜美は頭を下げたまま、キュッと唇を噛んだ。  
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