【旋 律】後編 第七章

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  私は本当に恐ろしい話を耳にしてしまった。 あの、お父さんの親友で有名私立大学の心理学講師・布施さんが、お父さんのことを好きだなんて! 『でも、これはトップシークレット』 そう言って笑顔で人差し指を立てた布施さん。 勿論ですとも、そんなこと口外できるわけがない! で、でも、気になって仕方がない。 そういえば、当のお父さんは気付いているんだろうか? ……そういえば、お父さん、今日は家にいるのよね。 亜美はムクリと身体を起こして、一階のショップへと向った。  
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