【旋 律】後編 第八章

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  ―――そうして二学期。 席替えがあり、広瀬と席が大きく離れることとなった。 自分は中央の一番後ろの席で、広瀬は窓側の前から三番目。 離れてしまったものの、すぐ前に座ってる時より、広瀬の姿がよく見えた。 広瀬が話したり笑ったりする姿をいつもなんとなく見ていた。 眺めながら、整った横顔がとても綺麗だとも感じた。 そう思った後、『何を考えているんだ俺は』と、いつも落ち込んだ。 『……お前の話を聞いていると、なんだか痛々しくて、たまに苦しくなる』 広瀬の言葉を思い出し、重い溜息をついた。  
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