【旋 律】後編 第八章

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  その日の放課後、自分自身がよく分からずにムシャクシャした気持ちを抱きながら学校を出て、そのまま『今、交流のある女の子』の家に行き、肌を重ねた。 「こうして会うのも久し振りだよね?でもさ、思えば布施君って、会えばエッチばかりね」 交流を重ね続けてると、必ず出て来るこの言葉。 でも、これは別れにつなげるチャンスの言葉でもある。 「仕方ないじゃん、君にはそれしかないんだし」 飛び切りの笑顔でそう言って見せる。 こう言われて、笑ってられる子はいない。 もう会いに来ないで! 泣きながら、そう言われた。 まだ飽きていない状態なら機嫌を取りなだめるが、飽きてきていたら即関係を絶つ。 女の子との付き合いは本当に簡単でいい、と感じていた。  
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