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「ご心配なく、お父様。
アタックする気なんてサラサラないから。
ってか、あの子にアタックできる勇気はねぇよ。
あの子には無鉄砲で無謀な薫君がマジでお似合いだと思うな。
並の男なら絶対に自分の器と比較して凹みそうだ」
シミジミという言った布施に、
「うちの無鉄砲で無謀な薫すら亜美の器の大きさに凹んでたよ」
と楓は肩をすぼめた。
「へー、あの薫君がねぇ」
「今はあれこれ自分磨きに精を出してる」
「それもまた、さすが亜美ちゃんだな」
「すっかりファンだな」
「勿論、俺も二人の恋愛模様を楽しみにしてるよ」
「ついにお前まで巻き込まれたな」
「本当だな」
二人は顔を見合わせてアハハと笑い合った。
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