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「それじゃあ、一緒に街中に買い物に行こうか。
僕もたまにゆっくり歩きたい気分だし」
楓の提案に、円香は「わあ」と嬉しそうに目を輝かせた。
「デートみたいね」
「本当だね」
「なんだか、ワクワクして来ちゃった。何着ようかな」
「亜美と薫に負けないよう、僕らも楽しいデートをしないとね」
「本当ね。それじゃあ、朝食にしましょうか」
「それとも、このまま着替えて外にモーニングを食べに行くのもいいね」
「それも素敵ね」
二人は楽しげに笑い合いながら温室を出た。
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