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「それより早速、釣ろうぜ」
「うん!」
「釣竿はこうやって振るんだ」
そう言って見本を見せた薫に、
「分かった」
亜美は頷きながら、見本通り元気よく釣竿を振った。
「おっ、亜美、上手いな」
「本当?」
「ああ、亜美はなんでもこなすから、もしかしたらジャンジャン釣れるんじゃねぇ?」
「どうしよう、食べきれないくらい釣っちゃったら」
「釣ってから言えよ」
呆れたように笑う薫に、亜美も「本当だね」と笑った。
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