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――――……
「ひゃー、本当に嘘ついちゃった。
言っても構わなかったんだろうけど、いざとなったら照れる」
亜美は部屋に入るなり吐き出すようにそう漏らし、ドキドキしながら荷造りを始めた。
一泊二日の旅行だし、小さなバッグで十分なんだよね。
タンスの引き出しを開け、自分の下着を見て、うーん、と唸った。
『私の嫌がることはしない』って言ってくれたけど、でも行くからには素敵なランジェリーを身につけたい。
色は何がいいかな~。
亜美は下着を選びながら、そんな自分がおかしくてたまらなくなりクスクス笑い、ドサッとベッドに横たわった。
それにしても薫……ちょっと変だったよね?
それとも、あれが道場で鍛えられた結果で『大人になった』ってことなのかな?
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