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「改めて円香さん、お時間取らせてしまってごめんなさい。私も仕事に戻らなきゃ」
そう言って立ち上がり頭を下げた美佳に、
「ううん、私も美佳ちゃんに会えて、お話することができて本当に良かった」
と伝えると、彼女は嬉しそうに微笑んで、また会釈をして颯爽と歩き出した。
眩しい光の中背筋を伸ばして歩く。
そんな彼女の姿は輝いて見えた。
「懐かしい友達?」
そう尋ねた楓に、
「そうね、とても懐かしいお友達」
と微笑みながら答えた。
それはある晴れた日の午後だった。
【ある晴れた日の出来事】
TheEND
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