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「亜美ちゃんも薫君も、若くて活動的だから、やっぱりたくさん食べるのねぇ」
と裕子が感心しながら二人を眺めていると、
「おい、裕子、ソファーに座れよ。料理は俺がとってやるから」
と言った布施に、「はいはい」と裕子はソファーに腰を掛けた。
そんな二人の様子に、円香は心配そうに裕子の元に歩み寄った。
「もしかして、体の具合でも?」
「いえ……そういうんじゃないんです」
小声でそう言って恥ずかしげに頬を赤らめながら目を伏せた裕子に、楓は察したように「ああ」と頷き、
「おめでとう、裕子さん」
と言った楓に、裕子は赤面したまま「あ、ありがとう」と会釈した。
円香は「えっ?」と漏らしたあと目を輝かせた。
「もしかして、おめでた?」
「はい、そうなんです」
裕子は恥ずかしそうに微笑んだ。
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