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次の瞬間とか言いつつ外はすっかり朝。
驚いて飛び上がるが勿論服は着ている。2人とも。
「服…着てる!!」
ただ何故かいつの間にやらベッドの上で、碓氷に腕枕してもらってただけ…。
細身に見えるが実は筋肉質な腕。
浮き出て見える血管は好きだななんて一瞬のうちに考えた。
「びっ…くりしたー!いや服は着てて当たり前なんだけど。」
なんて言った後、ばくばくとうるさい心臓を手で押さえながら昨日の記憶を手繰る。
不覚にも一瞬のうちに意識を手放した自分に 気づいて後悔する。
その後何がどうなってこういう態勢に行き着いたのかはさっぱりだった。
しかし、どうやら最初から最後まで男友達として飲んでくれた貴重な友人の寝顔を見て、嬉しさから僅かに笑みがこぼれる。
しかしやはり心臓に悪いシチュエーションであることには変わりなかった。
私は碓氷が起きて驚く前に帰るべきか悩む。
しかし散らかったままの室内を改めて見渡しそれを諦めた。
ため息を一つつくと、再び頭の中には後悔と反省の念が渦巻いた。
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