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 煌びやかで賑やかな銀座の一角。 プライドが高そうなサラリーマン、セレブ気取りでブランドの鎧で身を固めた主婦、腰が曲がっていてもお洒落なお婆さん……多くの人々が交差しているのをぼんやりと眺めていた。 「もぉー遅いな敦志…… 待ち合わせ時間に正確なことってあったっけ?」 6歳年上の敦志と付き合い始めてから、そろそろ2年が経とうとしていた。 マンネリなど訪れることもなく、全力大好きモードで過ぎ去ろうとしていた。 ただ喧嘩は最近多くなった気もする。 原因は敦志の携帯に頻繁に入るメールのせいだ。
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