プロポーズ

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「ご主人様、凄い命中率ですね! はい、おしぼりどうぞぉ。なにかお飲み物は飲まれますか?」 「ああ、ありがとう。アイスコーヒーを頂戴」 「かしこまりましたぁ!」 メイドを上から下まで、舐めまわす様に見つめ、品定めをした。 黒いメイド服に白のフリル、胸には大きなチェックの赤いリボン。 いくら可愛い格好をしてるとはいえ、やはり苺の笑顔には敵わない。 ふぅーとため息を吐き、おしぼりで汗を拭った。どうしたら、あの店長の魔の手から救えるんだろうか? 考えながらも、次々と矢を投げた。
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