プロポーズ

11/30
前へ
/30ページ
次へ
「お待たせしました! アイスコーヒーですぅ! 腕がそろそろ痛くなりませんか? かなりの時間を投げていますよね。なにか嫌な事でもあったんですか? 楽しんで下さいね! では失礼致します」 「あ、あのう、君の名前は?」 「瞳です。宜しくお願いしますぅ。では」 「ちょっと待って、聞きたいことがあるんだけど……」 「なんですか? ご主人様」 「あ、あのう、俺、プロポーズをしようかと思っているんですけど、女性はどんな風に言われると嬉しいです?」 彼女はきょとんとし、マジマジと俺の顔を見た。口元を手で隠すようにし、小さな笑い声が漏れた。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加