プロポーズ

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 突き出た腹が、ぐうと奏でる。こんなメロディー他人に聞かれたくないものだ。 目に付いた回転寿司屋に体を移した。ガリは無料で沢山食べれるし、お茶も飲める。時間を潰すには好都合だ。 自分勝手な欲望のまま、回る寿司の前に座った。小皿にまず大量のガリを入れ頬張る。それを三回繰り返した。甘酸っぱさが口内に広がり、少しだけ腹の足しになった。 苺の仕事が終わるのは22時だから、着替えとか色々あるんだろう。半くらいに、なるのかな…… あまり店に近づき過ぎると、他のメイド達に出くわし、糞店長にチクルかも知れない。それだけは避けなければならない。 確実に通る道かぁ……やっぱり駅の近くかな?  気づいたら皿が30枚も重ねられていた。俺が食べたのか?
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